前回はタイの性別が18種類と言うお話でした。
前々回は
LGBTとは3種類の性的志向と性自認を表す言葉ですと言うのを書きました。
LGBTの説明で出てきた性的志向を性的自認と合わせていくつかのパターンで書き出してみようと思います。性的志向を男性側、女性側、トランスジェンダー別に数えると、
男の異性愛、ストレート
男の同性愛、ゲイ
男の両性愛、バイセクシャル
女の異性愛、ストレート
女の同性愛、レズ
女の両性愛、バイセクシャル
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男 性同一障害の異性愛、オカマ
男 性同一障害の同性愛、
男 性同一障害の両性愛
女 性同一障害の異性愛、オナベ
女 性同一障害の同性愛
女 性同一障害の両性愛
の12個がまず数えられます。
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しかし、性自認ではトランスジェンダーに並んで Xジェンダーっていうのも有ります。
Xジェンダー(X-gender)とは、出生時に割り当てられた女性・男性の性別のいずれでもないという性別の立場をとる人々を指す。両方を区分する限りでは、中性、無性、両性、性別という枠組みから脱する、女性か男性か定まりきらない流動的であるというあり方など人により様々である。
出展:wikipedia
という事で、
Xジェンダーの性志向を数えてみます。
X(男)の異性愛、
X(男)の同性愛、
X(男)の両性愛、
X(女)の異性愛、
X(女)の同性愛、
X(女)の両性愛、
合計6個
生物学的な2つの性別に2つの性自認を加えた人たちの性的志向は18個なります。
性別とはSEXとGENDERだという事を前回書きました。タイでは18個の性別があると言われてますが、がまさに性的志向と言うのはGENDERですので日本語の性別にあたります。
結論:日本にも18の性別がある。
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タイでは街でオカマちゃんやトムボーイを見かけることが日本より多いのは事実です。ビジネスLGBTの方が多いというのも有りますが、タイでオカマちゃんとトムボーイを見かける事が多いのはタイの個人主義が大きく関係していると思います。タイは実は個人主義の国です。家族の絆が非常に強く全体主義なイメージも有りますが、実は他の人の事をあまり気にかけません。言い方を変えると他人の目が気にならない社会です。そんな土壌とビジネスLGBTの多さがタイで多くのオカマちゃんとトムを見かける理由だと思います。
10月11日はカミングアウトデーです。
カミングアウトデーと言うのは、LGBTの人たちが自身の性的指向や性自認をカミングアウトしたことをお祝いする日です。性の多様性を表した虹の旗(レインボーフラッグ)を掲げて社会がLGBTの人の理解を深める日ですので宜しければ覚えておいてください。最近は不寛容の時代などと言われていますが、自分との違いを認識して多様性を認めることは誰にでも出来ますよね。アライと言う言葉が最近は一般化してきました。
アライとはLGBTなどの当事者では無いが、LGBTなどの人々を支援する人の事です。
さて、保毛尾田保毛男の謝罪のニュースから長い話となってしまいましたが、タイの18の性別と日本の18の性別、そしてタイと日本のLGBTについて書いてみました。論点がまとまらず話があっちに行きこっちに行きでしたがご拝読ありがとうございました。誤認している部分などありましたらご一報頂ける幸いです。